修道院の中には、ショパンが住んでいた三室があり、
そこには、船でパリから取り寄せた「プレイエルのピアノ」が置いてあった!
オリジナルです!!!
感激!!!
木目調で、現代の普通のアップライトピアノより背が低め、
音域は、ほぼ同じ、鍵盤の高さから見て、音色は軽い感じだと
推測する。
ピアノの足は、スンゴイ曲線の猫足!
どうも、譜面台と灯り用のロウソクなんかを置くための台が
ふたと一体化していて、それごとふたを開け閉めできるようになっている!
デザイン的には、今のムダなものは一切ない直線のピアノより、
非常に曲線にデザインの良さを感じる!!!
さすがに触らせてはもらえなかったけど、ショパンが次々と作曲した
170年ぐらい前の同じピアノが、目の前にあると思うと、夢のようだった!
これが、ポーランドやパリにあったら、おそらくポーランドの
ロシア侵攻や、二度もの大戦で焼けてしまっていただろう!
スペインのマヨルカ島の、しかも当時、観光地にもなっていない
ただの山あい村の修道院、ここだったから、オリジナルのピアノが
残っていたのだろう!!!
ショパン様!マヨルカ島に滞在してくれてありがとう ♡
これは、修道院のあるバルデモサに住んでいる人も思っているだろう!
ショパンが一冬を過ごしてくれたから、
ショパン愛好家のファンが訪れ、観光地として、お店やホテルで
なりわいをたてられている!!!
かといって、ワイワイ賑やかというわけではない!
他のお客さんの言葉を聞いていると、ドイツ語だったり、
スペイン語だったり・・・
私が思うに、日本の沖縄に行こうか?みたいな感覚じゃないかな?
だから、ヨーロッパ観光客は、チョット足をのばしてマヨルカ島へ
行ってみるか?と思えるが、日本、中国、韓国の人が、
飛行機でスペインへ丸1日かけて来て、そこからまた飛行機に乗って
マヨルカ島へ行こう!とは、思わないのだろう!
そんなツアーも聞いたことがない!
でも、マヨルカ島は、大きな島で、街中へ下りて行ったら、
「いや〜ん!ここでもう一泊したいわ〜 ♪ 」と思えるほど
ステキでしたよ!