昨日、来月の大人のピアノパーティーに出られる

生徒さんのレッスンをしていて、最後に私が模範演奏を

し終えたら、その生徒さんの口から

「音楽て数学みたいやわ〜」という言葉がこぼれました！

 

私はただ 演奏するだけでなく、「ココは、こうだからこう弾いてね！」

「ココはこういう訳だからこうしましょう！」とか、解説しながら弾く！

 

それを聴き終えた後、彼女から

「音楽は数学・・・」という感想が飛び出した！

 

そうなんです！

バッハも数学のように音を組み立てて作曲したり、

ドイツ系のベートーベンなどの古典派の曲も、まるで建築物のよう！と

例えられるぐらいなので、その感想は、ピッタリなのです！

 

生徒さんいわく、「ココはこうだから こう弾き、

後ろがこうだから今はこう弾き、と全てが決まっていて

全体のバランスの中で、一つでも違ってたらダメで、

気分だけでチャーと弾いてたらあかん気がします」

 

そう！よく気が付かれましたね！

でも、これ、ただの趣味で自分が楽しければいい！と

思って習われている方や、発表会に出ない方なら、

ご本人が好きなのように弾いて頂きます！

 

しかし、もう20年も習っておられ、非常に熱心で探究心旺盛！

発表会も年2回きっちり休まず出られる方だから、

より深く読み取り、感性を敏感にし、思った音が出るように、

テクニックを教えるのです！

 

彼女のその曲はポップス。

強弱記号、スラー、ペダル、指番号など、

クラシックに書いてあるような「歌うように」とか「優しく」とか、

何も書いていない！

 

だから余計に、講師が想像力と感性で、生きた音楽になるように、

示して差し上げなけれ、シロウトさんは、分からなくて当然なのです！

 

だから音楽は奥が深い！

いくらでもステキにできる！

一人ずつ解釈が違っていても良い！

 

それが、「その人の音楽性」ということになるのです！