中学生からのベートーベンファンで、いつかはウイーンのベートーベンのお墓に参りたい
たいと思っていた。
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その夢が叶ったのが3年前だった、
ウイーン郊外のホテルに泊まり、ガイドブックを頼りにひとり出かけた。
墓地にはオペラ座の前から出ている、路面電車に乗る、
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座席に着くと前の席にはアラビア人らしき母と子が座っている、
東洋人が珍しいのか 男の子はちらちらと墓地の駅に着くまで僕の顔を盗み見していた。
30分ほど揺られると、共同墓地前に着いた。
さあ、いよいよベートーベンだ!
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しかし降り立った僕の前にはとてつもなく大きな墓地があった、
そう、ここには300万の人が葬られているのだ、
ガイドブックを見てもあまりの広さに見当が付かない、
そのうえ墓にはドイツ語で名前が書かれているので、ひとうひとつ読むのはたいへんだ、
うろうろするが、さっぱりわからない。
しばらく歩いていると掃除をしているおじさんを発見。
おじさんに「ベートーベンのお墓はどこにありますか?」と”流暢”な日本語で聞いてみた、
おじさんは、こころよくベートーベンの墓まで案内してくれた。
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初めて見るベートーベンの墓に大感激!!
それどころか、その周りにはシューベルト、モーツァルト、ブラームス、ヨハン・シュトラウス等々、偉大な音楽家の墓があり、またまた大感激!!
誰もいない墓場でひとり大はしゃぎ。(気持ち悪る)
そしてベートーベンの墓に向かって
「はるばる東洋の片隅からあなたにお参りするためにやってきました、そしてあなたの音楽にいつも励まされて生きてきました、有り難うございました。」と報告した。
他の偉大な音楽家達にもお参りを済ませ、再び路面電車に乗りウイーンへ戻った。
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(有名な作曲家の墓なので、もっとたくさんの人が訪れているのかと思ったら、終始 僕一人だったので意外でした)