ベルギー式ホルモン焼き「カラヤン」は大阪西九条にある。
音楽を生業にしている僕にとって、無視できない名前だ。
しかし、行くにあたって二つの疑問が生じた。
一つは、ベルギーにもホルモン焼きがあるのか、
そして、もう一つは「カラヤン」はあの偉大な指揮者「ヘルベルト・フォン・カラヤン」のことなのか?
きっとその店では ホルモン焼きをナイフとフォークを使って食べるのだろう。
そして、店内にはベートーベンの「田園」が流れているだろう。
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ちょっとこましな服を着て出かけた、
和歌山から南海電車に乗って。
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ベルギー式ホルモン焼き「カラヤン」は西九条の商店街の近くにあった。
表向きは何処にもある普通の居酒屋である。
入り口には暖簾が架かっていて、その暖簾には「からやん」と染め抜かれている。
店に入った。
普通の店だ、ベートーベンも流れていない、
ホルモン焼きを注文した、
小さな鉄板にホルモン焼きが乗っている。
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店のおやじに「どこがベルギー式なんですか?」と聞いてみた、
おやじは「わしの友達が、この鉄板をベルギーで買うて来てくれてん」と答えた。
そして「店の名前は何で”カラヤン”と付けたんですか?」と聞いてみた。
おやじは「わしの名前が”からもと”て言うねん、そやから皆んなから”からやん”て呼ばれてる」と答えた。
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電車賃返せ!!!。 和歌山からの電車賃返せ~~~~~~!!!!!
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(この文は以前MIXIに書いたものです、ウケが良かったのでブログにも載せました)