レッスン前、突然、小3男子がお母さんに「自分で言いなさい」と
促され「ピアノやめます！」と言い出した！

 

全く予兆がなかったので、私、ぶっ飛んだ！！！

 

たいがい 全然練習して来ないなぁ！ などの予兆があるものだが
前回 機嫌良く帰って行ったのに・・・おったまげた！

 

まだあどけない子供の表情を残す小3男子の両手を握り、
向かい合って話をした。
ほぼ一方的に私が。

 

まだ、これぐらいの子供は、自分の気持ちをを理路整然と話せる訳もなく
私の問いかけにうなずいたり、単語を答えたりで精一杯だ。

 

始めは、やさしく「全然心配いらないよ！」みたいに
明るくしゃべっていたのだが、

 

私があることを話し始めたところで、私の方が 涙がこみ上げてきて
それを我慢しようと、口をギュッと結んでこらえようとしたけれど
その力の入った唇が、ブルブルブルブル勝手に震えた！

 

みんなの目が私の顔に注目してるのが分かった！

 

もう涙は勝手にほほに止めどもなく流れ、
もう こらえようとする無駄な努力はやめた。

しばらく 沈黙の時間が流れた後、気を取り直して続けた。

 

「そんなお家の子はね、強くなれるんよ！！！」
ご両親ともが、子育てに全身全霊で関わっておられることを
知っていたから、きっとあなたは 強くなれる！と
壁も越えられる！と伝えたかっただけなのに。

 

私、涙が止まらなくなって、やっと、自分の地雷を
自分で踏んだことに気づいた！

30分話して、彼も納得して、来週も来てくれると言って
帰っていった。

 

その後、困ったのは 私！

彼に言った言葉を思い出す度に、涙があふれるようになった！

思い出す=地雷を踏む =涙があふれる というパターン！！

またの名を、弁慶の泣き所とも言う！！！

 

1週間以上経っても、このパターンが薄れることもなく、
今も涙で この画面がボヤける。

 

恋人や配偶者をもつと、相手があるからこそ見えてくる
自分の姿がある。

 

今、生徒ちゃんが、私の鏡のように、私の弱いところを
うつし出して、見せてくれたんだなぁ！と
弁慶は この歳でも？と、驚いてる次第です！

夫婦ゲンカの巻は、またまた次回に・・・