祖母が亡くなる前、もうみんなが
余命いくばくもないことを知っていたが、
本人には伝えていなかった。
でも、身体が動かないわけでもなく、母が
「お母さん!(以前習っていた)大正琴
でも弾いたら?」と言った。
ばーちゃん「んー?大正琴ー?」と
乗り気ではないが、言われたからやって
みよか?ぐらいのノリで弾いた!
すると、久々なので、弾けてたところが
弾けない!まじめで根気があり、戦争を
乗り越えてきた人だ!
意地になって頑張り出した!!!
私、感動した!!!もう はた目には、
残された命を数ヶ月?数週間?どう過ごすか?
という余命しかない!
なのに、こんなに一生懸命にさせる
エネルギーを、大正琴は、音楽は、
引き出してくれるものなんだ!!!と。
残された時間を無意に過ごすか?
悲観して過ごすか?
何かにエネルギーを注いで頑張って
生きる姿を周りに見せるか?
それは自由だが、私は、ばーちゃんに
命を生き切る強さを教わった!
母が「大正琴でも弾いたら?」と
言わなかったら、この時のばーちゃんの
エネルギーは燃えなかった!
周りの応援、大事です!
ココで前回からの、子供が粋な大人になれるかは、
大人の責任です!というテーマがつながった!!!