コンサートが始まった！

 

一曲目からドラムのビートが、

まるでエイリアンのように私の身体を

乗っ取って、勝手に動かす！！！

オーバーアクションになったら、

まだおとなしい周りの観客に迷惑になる！

 

許される最大限のラインで、縦に横に動く！

ハンドクラップ（手拍子）、指パッチン、

足トントン、腰から上うねらす、首顔で

ビートを感じる！

 

だって！！！もう何百回できかないぐらい

レコードの針が擦り減るぐらい（て、古いか！？）

一緒に歌えるぐらい聴きまくったんだもの！

外から聴いてる、ちゅーよりは、元々あったものを

呼び起こされた！！！という感覚！！！

 

そのエイリアンは、歌詞を口ずさむだけではなく、

バックコーラスや、各楽器のキメのところでも

反応しだした！！！

この有り余る喜びをどうしてくれる？と

言わんばかりに！！！

 

隣りの席はおとなしい 姉ちゃんと兄ちゃん！

私がエイリアンに乗っ取られて、

きっとビックリしているだろうな！？

さっきまで、居てないぐらい静かだった

おばはんが、急に音楽と同時に野生的に

うごめき始めたのだから！！！

 

確かに山下達郎はいてた！！！

想像上の動物でもなく、バーチャルの世界の

人でもなかった！！！

ま、バーチャルなんて言葉、達郎が出た頃は

日本には無かったものね  o(^_-)O

 

歌うまーーー！！！

ええ声ーーー！！！

ギターもうまーーー！！！

ピアノも弾けるーーー！！！

 

まぁ ここまでは、どの歌手でもまだいてそう

だけど、達郎のすごいところは

もっとあった((((；ﾟДﾟ)))))))