若くして亡くなる方あり。
あんなに良い人が!と惜しむ声あり。
私も去年、同級生のジャズピアニストの死に
とても悔しい思いをした。
逆に母を見てきて思う。
人生って、神様が、帳尻合わせをしてくれて
いるのかな?と。
ドン底の終戦後の引きあげ、ドン底の結婚生活、
50年間、人のために働いた。
自分の物を買うなんてことは全くと言っていい
ほど無く、兄弟のため、子供のために働いた。
だからみんなこの人には頭が上がらない。
親戚連中につけられたあだ名は「ボス」
いつも人のために動く!
これは「愛」というより他ない。
(まぁそんでも 小うるさく子供の自立の足を
引っ張り、過干渉でストレスな時もあったが)
基本、献身的な人です。
そんなドン底の幼少期〜結婚生活〜子育て、
ずっと働きづめ、を経て、今とても幸せそうに
思う。幸せに慣れていないのか、いつも小言を
言っているが。
街で見る、この奥さんお金持ちだろうなぁ!とか
旦那さんは、社会的地位が高い人なんだろうなぁ!
とか、だいたい奥さんを見たら分かるよね!?
うちの母は、やっぱり苦労してきた人の顔を
してますわ!
男性の顔は履歴書、てよく言いますけれど
女性もそうですわ!
苦労した顔の眉間のシワは隠せない。
でも、神様ありがとう♡と思う。
ちゃんと、この人の人生を観ていてくれて、
最後によくなるように導いてくれて。
そうでなかったら、母が死んだ後、子供が苦しむ。
あんなに苦労ばかりして、何も良いことなくて
他人の幸せばかり願って、自分の煩悩は
封印してきて、かわいそ過ぎる〜!!!て。
そう思わなくてよくなって、私らは安心です。
て、これは私の「自分が苦しまなくて済む!」
というエゴか???
まぁ いずれにせよ、自分が正しいと思う方へ
行動するしかないのです。
母の得意技「野菜や果物を安く譲ってくれる
農家さんとすぐに友達になれる」
こんなところは、うちら敵いまへんわ!