今度はウイルス🦠じゃなくてヤク(薬)です。
ベルリオーズがベートーベンの第九が作曲されてから僅か6年後に書かれたとんでもない交響曲
ベルリオーズ26歳の時に好きな女優の気を引くために書きました(作曲は独学です)
副題は「恋に敗れてアヘンを吸った芸術家の話」となっているが
本人がアヘンを吸ってなきゃあの当時にこんなランチキ騒ぎな曲は絶対書けない
(現代の槇原敬之ですね)(^o^)
ベルリオーズは感情の起伏が極端に激しく、
ある時パリの街を一晩中歩き回り(頻繁にあったらしい)
心配したショパンとリストが探しに出かけ見つけた時は雪の積もった道に倒れていた、という
とても聴きやすいクラシック初心者向きの曲です
ベルリオーズはピアノが苦手でギターが得意という所に親しみを感じます。
「幻想交響曲」の登場により音楽の世界では「絶対音楽」と「標題音楽」の対立が表面化する事になります
標題音楽は現代の映画音楽やポップスのハシリですね
それまでは一部(ビバルディの四季など)を除いてタイトルは付けませんでした。
ちなみに、「子犬のワルツ」や「雨だれ」等のピアノ曲を作曲したショパンは標題音楽家と思われがちですが、
ショパン自身は曲にタイトルを付けなかったので「絶対音楽」になります。
(ベルリオーズ)
(ショパンが療養していたマヨルカ島の修道院です)
(ブダペストのリスト像「こら、気易く俺の指にさわるな!」)