難聴の作曲家
日々激しい耳鳴りに悩まされる佐村河内守が天から降りそそいで来る音の中から啓示された音だけを選び取り作ったという交響曲
「NHKスペシャル」でも取り上げられ
「ベートーベンの再来」と騒がれた
後にゴーストライターの新垣隆が作曲した事が発覚する
久々にCDを聴き返してみた
全体の感想は何かゲームソフトの音楽を聴いているような大袈裟な作り
内容はマーラー、ブルックナー、ショスタコーヴィッチなど後期ロマン派の模倣
エンディングはマーラー交響曲のようで感動する
テレビ📺のニュースで
コンサートを聴いた女性が涙を流す場面が映っていたが、
多分ここだろうね
他に感動する様なところはなかった
(まだ2回しか聴いていないのでよく分からないがもう一度聴きたいという気持ちにはならない)
専門家の評価も凄かった
金聖響(指揮者)
「フィナーレに達するまでのこの曲は、まさしく作曲者自身が経験されてきた苦悩や絶望の75分だと思います」
三枝成彰(作曲家)
「私が目指す音楽と共通するところを感じる」
許光俊(音楽評論家)
「世界で一番苦しみに満ちた交響曲、これに比べればショスタコーヴィッチでさえ軽く感じられる」
吉松隆(作曲家)
「すべての聴き手を巻き込む魅力に富むと同時に見事に設計された傑作だ」
今の時代に後期ロマン派?
それは別に悪いとは思わないが
ここまで褒めたたえる内容だろうか、、
各氏が今でもそう思うなら
曲の真価は変わらないはずだから
もっとPRされ演奏されても良いのでは?
一流のプロでさえこんなもんですから
皆さんは他人(ひと)の意見に惑わされずに好きな音楽を自信を持って聴いて下さい
くれぐれも「裸の王様」にならないようにね (^_-)
全3楽章 75分(長さもマーラーなみ)(^^)