教え上手な先生に習うことはもちろんだが、

どの先生に習うにしても、まず最も大事な

ことは、習う側の心構えだ！

 

「習う」ということは、先生と決めた人の

下に入るということ。

人格的に上か下か？ということは置いといて

習う分野に関しては、先生のもと、私は

おっしゃる通りにします！という覚悟を

決めなければいけない。

 

なんか、一昔前の師弟関係のようで、

うっとうしい！とか古い！とか思われるかも

しれないが、私は何十年も習い、教えてきて、

やはりこれは真だな！と日々思い知らされる。

 

師が白だ！と言ったことは、自分が黒だと

思っても白だ！と言わなければならない。

私も以前は、そんなことは愚かだ！

師が、自分の威厳を保つための悪しき風習だ！

と思っていたのだが、、、

 

自分がある分野で変わりたい！と思って入門

する。自分が正しい！と思っても、間違いも

ある。それを正してもらわなければならない。

 

一度、先生のやり方に染まってみる！

習い終えた時に、やはり自分はそうじゃないと

思うから、違うやり方で行きまっせ！とか、

違うと思ったけど、先生の言うことが

正しかったわ！とか、後で変えるのは自由だと

思うが。

 

習っている最中に

「私がこうしたいからこうするの！」

「そんなこと言っても、私はこんなにも努力

してるんです！」と、師の言葉に聴く耳を

持たず、受け付けなければどうなるか？

 

生徒は変わらない！　成長できない！

自ずとそうなるのは、わかりきったこと。

 

しかし、教えてる側として「私の下に入り

なさい！そうしなければ上達はないですよ」

と言うのもはばかられる。そんなこと言う先生

に、堅苦しくて習いたくない！と思われる

でしょうから！

 

だけど、何十年も教えてきた結果、

上達する人は、習い上手な人！　という

結論に達したのは、確実！

 

「習う」という心構えを、子供の頃から

親が教えてくれた人はラッキーな環境に

育った人。　教わってない人は、自分で

探り当ててもらう他ない。

 

ピアノがうまくなるコツは、

謙虚になること！です。