年老いて、この世からいなくなる!と、
考えたくもない人達の中の一人が、また
この世を去った。
昔、「ニューヨーク恋物語」というドラマを
観た。 登場人物は、田村正和の他には、
岸本加世子しか覚えていない。
危険な香りしかしない田村さんを追いかけ、
振り回されてしまう岸本。最終回で、岸本加世子が
田村さんに青空の見えるバルコニーで、髪を
洗ってもらっていたのを、何十年経っても
覚えている。
愛する人が、こんな近くに居るのに・・なぜ!?
という終わり方だった。
DVDにもなってないらしいから、再放送がない
限り、もう観られないですが。
女は、危険な男に惚れるんですな〜♡
公務員で安定していて、優しいでっせ〜!という
男に、あまり「狂おしく恋焦がれた!」いう話は
私は聞いたことがない。
そして、このドラマの歌が、井上陽水の
「リバーサイドホテル」
この歌も、唯一無二の歌だと思う。
似たような曲はない。
ドラマの終わりに、この曲のイントロの
パーカッションが聞こえてきたら、心は
鷲掴みにされ、離れることができない。
今だに「リバーサイドホテル」は私にとって
特別だし、田村さんもずっと特別だった。
今の時代、70歳代は若過ぎでっせ〜〜!と
思っても、悔やんでも・・・
私も田村さんに髪を洗ってもらいたかったわ!
きっと緊張して、失神してしまうでしょう
けどね!?
ご冥福をお祈りします