礼儀、習う姿勢、家での練習習慣、これらが

最初からできる子は教えやすい。

音楽のことをどう教えるか？に集中すれば

いいし、より高度なことを伝えられるし

教え甲斐がある。

 

でも、そんな子ばかりではない。

態度が悪い子、シラけてる子、全く練習しない子、

いろいろいます。

 

家庭の事情もあるのかな？　この子は、何を

求めて来ているのか？　会話やレッスン中に

答えが隠れていないか？　考える。

 

私の場合、とことん子供に寄り添うことは

できる。楽しい時間を過ごすこともできる。

けど、ピアノを習いに来て、それでいいのか？

と自問自答する。

 

もちろんお家の方にも頻繁に連絡して、

レッスンの様子や、改めて欲しいことなども

お願いする。

 

子供は、頭が柔軟な分、まだ常識とか礼儀とか

理屈は身についていない場合も多い。

極端に言うと、野生に近いのだ。

 

子を持つ親御さんならお分かりでしょうが、

子供は相手がどこまで許してくれるか？

よく観ている。この人なら、ここまで言って

良いんだ！ここまでしても怒られないんだ！

と、いつも間合いを測っている。

 

だから「優しく寄り添うことが、その子に

とって　善いこと！」というわけでは、

必ずしもない。

 

怠けることを助長してないか？

イヤ！心の安らぎを求めて来ているのでは

ないか？・・・etc. と、講師としては、

頭も心もずっと考え続けなければならないから

非常に疲れる。

それが仕事だろ？と言われればそうだし、

他の職業の人なんて、もっと深刻なストレスを

常に抱えておられるやもしれない。

 

他の仕事はやったことないし、他人さんも、

ピアノの講師をしたことがないだろから、

想像できないでしょ！？

たいてい、ピアノの先生は、労働的にも精神的

にも楽な仕事だと思われがちだ！！！

 

とんでもない！！！

私はゴク少数の生徒しか体力的に教えられないし、

生徒個々人が、それぞれに言ってくる困り事に

疲れ、発表会の準備、ピアノの練習と相まって、

先月1週間寝込みました！！！

決して楽な仕事ではないのです！！！

 

子供に話を戻しますと、表に見えていない

心情、このまま行ったら・・・という、

これから先の育ち方まで想像して、軌道を

導かねばならない。

 

思い通りになってくれない子供と、お家の方の

生活上の関わり！、ピアノ講師が、どこまで

口出しをしてもいいものか？という葛藤を

いつも抱えながら応対せねばならない。

 

私は最低、自分の心身は自分で守らねば！

と誰のせいでもない砦を常に意識せざるを

得ない。

そんでも、すり減るんだよね〜！？　いつも。

 

アーーーーー(≧∀≦)

テキトー人間になりたいよーーおーーー