30年ぐらい前、大きな楽器店で、生徒が
100人以上いた頃。
盆休みには、生徒全員に暑中見舞いを
書かなくてはいけなかった。
やっとの休みに、家での残業。
「働き方改革」なんて言葉もなかった時代。
ハガキ以外でも、家でどれだけ準備するかで、
実労働の成果が決まった。
(まぁ 今も変わってないが)
その上、日本では墓参りの風習がある。
うちは遠い墓。掃除や飾り物、お参り、
親に強制された。 子供の頃は何も疑問も
持たず、暑い中 掃除を手伝い、無関心な家族は
一切せず、決まった家族だけが行ってきた。
墓に近い親戚の家に暑中見舞いのハガキを
持ち込み、車の中でも書いていた。
親戚宅では母が私にピアノを弾くよう強要し、
誰も楽しみにしていないのに、母の自己満足
のためだけに弾かされた。
ピアノを教えている!というと、手に職があって
うらやましい♡と言われるが、他職種の人には
分からない辛さもある。
暑中見舞いと墓参りと楽器演奏は、強制されて
する物ではないと思う。せめて、酷暑の中の
お墓掃除は避けて、季節の良い頃にしてほしい。
今日はドンヨリしたブログになりましたが、
言いたいことは、生きている人間が辛い時、
働いてる人が辛い時に、他人が指図するもの
ではない!ということ。
生きやすいように、働きやすいように、周りが
サポートしてあげなくてはいけない!と、
30年経って改めて思います。