僕がギターを始めた頃、荘村先生はNHKのギター教室の番組で講師をしていた、
クラシックギター界のプリンスで、憧れの的だった、
自分にとって 今でいう「キムタク」や「福山雅治」的な存在だったかも知れない、
その思いが通じたのか、和歌山でコンサートが行われる日 僕は先生を和歌山市駅まで迎えに行く役目を任された
電車から降り立った先生はギターと衣装だけの身軽なものだった、
そのあと 先生と喫茶室で二人きりで過ごした1時間は僕にとって貴重な思い出になった
会話の中で「先生ほど有名になると、電車の中でみんなから注目されたでしょう、」とくだらない質問をしてしまった、
先生は笑いながら「そんな事はないですよ」と答えてくれた、
その後も、先生とは何回か会い、年賀状もやりとりしている
久しぶりに大阪の「イズミーホール」へ先生のコンサートを聴きに行ったとき
楽屋へ挨拶に行くと 向こうから「10年ぶりですね。」と声をかけられた、
毎日たくさんの人に会っているだろうに 即座に10年ぶりとまで言うその記憶力には驚かされた、
荘村先生、これからもますますのご活躍を期待しています。