もちろん、みやげ物やとか、レストランとか

ホテルとかは、ユーロでいけたよ！

 

しかし、世界的に有名な「ドヴォルザーク

博物館」で、ユーロが使えない！とは、思っても

みなかった！！！

だって、どこの美術館でもユーロで大丈夫

だったし！！！

 

最後の帰国の日にコルナだけ！と言われるとは、

思いもよらなかったから、コルナなんて持ち

帰っても、2度と使わないかもしれないから、

小銭まで全てホテルの枕銭に置いてきたんだ！

 

受付のおばちゃんは、ガンとしてコルナ払いを

譲らない！！！

おばちゃんは「両替してきたら？」みたいな

感じ！！！

銀行か？両替所か？忘れたが、そういうとこが

歩いて五分ぐらいの所にあるよ！みたいな風に

言ってた！（たぶんチェコ語で💢）

夫「でも大きいユーロ札しか持ってないしなー」

私が「一部だけでも替えてもらったら？」

健脚の夫が「そうやな！ほんじゃあ 僕行って

くるわ！」と走ってくれた！

 

残された私は、万が一、入れなかった時のために、

一階の展示スペースにそれとなく進入し、

撮影OKみたいだったので、撮りまくった！！！

そうやって健脚の手下を待った！！！

 

手下帰る！！！怒っている💢

「両替所で50ユーロ札でないと、小銭は両替

できない！て言うんや💢そんなにたくさんの

コルナを残しても無駄になるから両替せずに

帰ってきた！」

 

ユーロのこの時の価値は、10ユーロで千円強

ぐらいだ！

博物館で必要なお金は、一人数百円だ！

だから一人5ユーロぐらいあれば足りる。

しかし、何千円もコルナで手元に残ることを、

彼は受け入れなかったのだ！！！

 

私「そうか、じゃあ一緒に行くわ！」と私も

表へ出た！（内心、2度と来れるか分からない

ドヴォルザーク博物館に行けないぐらいなら、

私は、5000円強の金がコルナに化けても、

構わないけどな！？とお金と機会と経験と

時間を全て天秤にかけて、正直そう思った）

 

私は、両替所なんかへ行く気はなかった！

だって「ダメだ！」て言ったのでしょう？

じゃあ私が行ってもダメじゃん！！！

 

私は、どこかお店が無いか？探した！が、

商店らしきものは、遠目に見ても、からっきし

無かった！

ので、ビルで金色プレートの表札ががかかっている

オフィスらしいドアをノックして

「イクスキューズミー」と招き入れられてもいない

のに、つかつかとオフィスに一人居るお兄さんの

所までしゃべりながら近づいた！！！

 

「すいません、ドボルジャーク（現地ではこう言う

らしいと知っていた）博物館では、ユーロ使えなくて

コルナだけなんです！このユーロをコルナに替えて

頂けませんか？」というようなことを、英語で

ほとんど単語でお願いした！！！

 

急にツカツカと入って来たオバハン東洋人を

疎む訳でもなく、直ぐにお兄さんは理解して

くれた！

 

私達は、もう結構テンパっていたから、お兄さんに

どれぐらいのユーロを渡したのか覚えていない！

ただ、「こんなにくれるのか？？と、お兄さんが

ビックリしたことは、覚えている。

我々が、今欲しいのは、数百円分のコルナなんだ！

ユーロなんかいくらでも出す！と言わんばかりに

ポケットにあるユーロを全部出した！

場合によったら、大事なモノが変わる！の典型ですな！

 

だって、我々は、飛行機の時間があるのだ！

それまでに（スメタナ博物館に行けなかった

悔しさもあるし）絶対ドボルザーク博物館に行かねば、

チェコに来た意味がないのだ！！！

 

ココで、人生のパートナー選びの大事さが

わかる！！！

 

「もう そんなの いいやん！ 諦めよう」と

言われたら、私は離婚する！！！

 

大事なモノが一緒というのは、パートナー選びの

大きなポイントとなる！

 

そんで、気の良い親切なお兄さんに感謝して、

さっきの頭の固いおばさんの博物館へ舞い戻った！

おばさんは、「エッ？もう行って来たの？まだ

5分も経ってないよ？」て言いたかったのだろう！

時計を指差し、驚いた様子だった！

 

我々は「あんたが頭が固く、融通が効かないから

こんなことになってるんだよ！」と内心フツフツと

怒りながら「どんなもんだい！」てな涼しい顔で、

『コルナ』でわずかな入場料を払い、2人めでたく

入場できたとさ！！！

 

ちなみに我が手下は「君、よう入って行けた

なぁ！？私ら考えもつかんかったわ！！！」と、

おばさんの厚かましさと、したたかさをまだ

分かっておらない様子でおました。